今村昌平さんの死去

復讐するは我にあり」を観て、人間の欲深さ・したたかさの描き方に圧倒された記憶がある。
特に浜松の旅館に潜伏するところ。
殺人逃亡犯なのに大学の教授と嘘ついて旅館に泊まっちゃうんだよ。堂々と。
しかもホテトルを呼ぶというふてぶてしさが凄かった。
「せいぜい日清紡の工場長どまりだろ」という台詞がまだ記憶に残ってるしw
とにかく骨太な映画だった…
弱い自分がなんとか社会に出られているのも、監督の作品の影響が少なからずあると思う。

冥福をお祈りします。